ブログ
発酵とお菓子の甘い関係 #4 パネトーネ
コラム毎週(12月~2月)木曜担当
発酵マイスターたじみん
出典:wikipedia
前回紹介したクグロフに引き続き
今回は「イタリア」のクリスマス菓子をご紹介。
今回のお菓子は 「パネトーネ」
日本では「クグロフ」にくらべるとあまりなじみのないお菓子かもしれません。
しかし、イタリア・ミラノでは伝統的なお菓子で、クリスマスの4週間前から用意します。
また、現地では保存がきくお菓子として認識されているのですが、
(3ヶ月から半年くらいもつという話も・・・・)
その理由は・・・・・・・菌!!!
使用する発酵種「パネトーネ種」の特性にあります。
仔牛の小腸からとれるイーストからつくられるその菌を使用して培養します。
「パネトーネ種」は水分・油分・糖分に対する耐性が強く、柔らかな生地で活発に働きます。
乳酸発酵させた小麦粉生地にドライフルーツを入れて焼きます。
この、乳酸発酵が保存のきくお菓子になる理由のひとつになっているのです。
ここでも発酵のチカラでできたお菓子が
クリスマスの主役になっています。
日本ではなかなか見かけない「パネトーネ」
出典:pinterest
本場のお味を試しにイタリアに・・・・・・・私も行きたいです!!
そして、皆様よいクリスマスを~。