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道の駅★発酵の里こうざき
発酵プロフェッショナルの白瀬まゆ美です。
日頃サッカーのスポーツライターと食品の開発を生業としていますが、共通していることは、地域に密着しているということです。その土地、文化に合ったもの、培ってきた歴史が次世代へのヒントとなることが多くあります。
発酵食品のメーカーさんは長い歴史を持ち、脈々を受け継ぐ歴史と伝統があります。一方で顧客層の高年齢化が進み、右肩下がり。この食品を残していくためにはどうしたらいいのか?というご相談を受けることが増えています。
逆に、まったく発酵とは無縁だったメーカーさんから、発酵を活かし、化学調味料を減らした優しい食品を開発したいから助けて欲しい。そんな嬉しいご相談を受ける機会が増えてきました。
前者の場合、若い世代のみなさまに、まずは知っていただくこと、触れていただくことが大事ではないかなと思っています。ターゲット層に馴染みのあるものに伝統食品を活かす。現在の食のシーンに合わせる。そんなことを考えながら商品開発をしている今日この頃です。
ということで、またまた前置きが長くなりましたが、毎週火曜日は発酵ツーリズムが定着するぐらいたくさんネタはありますので、今回もご紹介して参ります。
今回は道の駅!しかも発酵をテーマにした道の駅の紹介です。道の駅の看板を見つけたら、無条件に立ち寄ることに決めているため、もうかれこれ100以上は道の駅に立ち寄っているはずです。理由?道の駅がそこにあるからです(笑)
立ち寄ったのは千葉県香取郡神崎町松崎855にある「発酵の里こうざき」という道の駅です。ですが、ここに関しては、鹿島アントラーズ戦の取材に行く時に、寄り道と言えないぐらい回り道をして立ち寄りました!スタジアムから車で40分ぐらいかなと思います。成田空港からは20分ほどかと思います。
ここは今年春にオープンしたばかり。発酵に興味がある方には有名な寺田本家さんがあるまちにあります。新しい施設なのでナビによっては出ませんが、近くまで行けば案内看板が出ています。
通常の産直品を扱うエリアとは別に「発酵市場」があります。ここは寺田本家さんの商品はもちろんのこと、全国の珍しい発酵食品が集められています。
全国の醤油や魚醤もずらり。
SAやPAではありませんので、日本酒もあります!ドライバーさんは我慢してくださいね!
そして目玉はこちら。カフェ&レストランオリゼ!名前のオリゼとは発酵をお勉強している方ならご存知かと思いますが、アスペルギルスオリゼー、つまり麹菌です。お食事メニューは発酵料理、つまり発酵レストランなのです。
ということで、ランチをいただきました!
優しいお味のお食事でした。ご飯はおかわり自由ですので、がっつり食べたい方にもバッチリですよ!
味噌も粕も日本酒やお醤油も、目移りするほどのラインナップを堪能できます。全国には行けないけど、ここなら関東圏ですので、テーマパークのつもりで楽しめます。
利根川河川敷のコスモスが見頃ですので、気になる方は、今がオススメです!
道の駅 こうざき発酵の里のHP
http://www.hakkounosato.com/
~~発酵を現代生活に合う形で残していこう~~
■白瀬まゆ美(しらせまゆみ)
発酵プロフェッショナル、フードコーディネーター、フードアナリスト、ライター、メニュー開発、お土産開発、商品開発
白瀬まゆ美ブログ