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味噌のはなし〜ホンモノの味噌紹介〜
朝晩がめっきり涼しくなり
温かい食事が恋しくなる季節
“温かい食べ物”と言うと、みなさまは何を思い浮かべますか?
最近の私は 具沢山のお味噌汁 が1番に思い浮かびます
発酵のことを学ぶ前はどちらかと言えば洋食派でしたし、
寒いなと思ったらスープを作っていました
それがなぜ変わったかと言うと
自分で味噌を仕込み、そのお味噌汁を飲んだときからです
「お味噌汁ってこんなに美味しかったんだ!」
感動的でした(涙)
最近は味噌作りが手軽にできるようなKitも販売されていますし、
仕込んでいらっしゃる方もちらほらお見かけします
とは言え、
高度成長期前までは味噌なんてどこのご家庭でも
当たり前に仕込んでいたことを考えると
まだまだ少数派
ご存知ですか?
そろそろ味噌仕込みには最適な季節なんですよ!
今年こそ!と思っている方は是非、
日本発酵文化協会の「味噌教室」にご参加ください(笑)
確かに豆を潰すのはひと苦労です
少なくとも半年後まで待たなくては美味しくなりません
でも!
この美味しさに出逢えるならチャレンジしてみる価値アリです◎
ホンモノがどれだけ美味しいか、知ってしまったら最後(笑)
もう一般に流通している味噌は味噌だと思えなくなるはずです
ただ、半年後まで出来上がらないことを考えると・・・
それまでのお味噌はどうしよう?となりますね
実は今年、私個人の主宰で
【利き味噌ワークショップ】を開催したことがありまして
その際にご用意した味噌は
北は北海道〜南は徳島まで☆
中途半端?!と思うなかれ!
あまりに数が多過ぎて、
沖縄まで集められなかったくらい味噌は全国各地にあるのです
次回は南の麦味噌もご用意出来たら〜とは思っています
本日はそのときの美味しかったお味噌をごく一部ですが
ご紹介したいと思います
どれもホンモノのお味噌です
ホンモノがなにか?とはまた別の機会にお話したいと思います
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★北海道味噌(北海道旭川)
販売元: 伏高(築地卸)
厳寒の地、北海道旭川市にある日本最北の味噌蔵
北海道味噌が北海道産の大豆と米を原料に
昔ながらの天然醸造法で2年の歳月をかけて熟成させた味噌です
※ネットショップで購入できます
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★信州味噌(長野)
販売元:合資会社 山万加島屋商店(ヤママン味噌)
機械を使わずに手詰めした二年熟成の味噌
塩は五島灘の塩、大豆は長野県安曇野大豆ナカセンナリを主に、
米は長野県産コシヒカリを使用とこだわった原材料
加えて100年以上使われてきた木樽についた蔵付酵母のおかげで
コクがありまろやかな仕上がり
※有楽町交通会館マルシェで同じお蔵さんの
「むかしみそ」は販売していました
(それも美味しかったです)
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★江戸甘味噌(東京)
販売元:有)三河屋綾部商店
言わずと知れた、神田明神様の目の前にある小さなお店で
製造から販売までされている
江戸時代には将軍家に、現在も宮内庁御用達の味噌
加糖は一切しておらず、麹を贅沢に使った上品な白甘味噌
※神田明神のお参り後に是非♪
味噌の他にも美味しそうなお漬物など色々ありました
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★御前味噌(徳島)
販売元:有)志まや味噌
大豆と米麹から作られる赤色の甘口味噌
米麹の歩合は高く、大豆の1.7倍に達するものもある
「御膳味噌」の名は天正15年(1589年)、
阿波藩邸に仕えていた茶人の考案により
当時の藩主蜂須賀家政の御膳に焼き味噌が供されたことに由来する
※有楽町の徳島県アンテナショップでも取り扱っていました
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江戸味噌以外はネットで購入いただけますが
送料も馬鹿にならないですし
東京近郊の方は是非、アンテナショップなどで
購入されると良いかもしれませんね
ぜひ、ホンモノをお試しあれ♪
ちなみに我が家は昨年仕込んだ
黒豆と玄米麹の味噌と有機大豆の味噌が
い〜い感じに仕上がりつつあります♪
さ、今晩もこれからホンモノのお味噌汁です(^V^)
シアワセ料理研究所
〜日本のホンモノを伝える料理研究家〜
コウジ