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手作り麹作り始めました
麹作りの講座に参加してきました!
発酵プロフェッショナル 発酵ライター 浅川つぐみです。
麹作りを知らなくては日本の発酵は語れないと思い、横山理事長と発酵デザイナー小倉ヒラク師匠の元に手作り麹を伝授していただくため、行ってきました。
小倉ヒラクさんの手がける『てまえみそのうた』や『こうじのうた』は、DVDにもなっていて、私の普段の活動している『あれこれキッチン』でも楽しませていただいています。
ヒラク師匠の完成された麹作りのメソッドはとても素晴らしく丁寧で、このメソッドを作り上げるために、どれほどの時間と労力を費やしたのだろうかと思うと、天然酵母をどのようにを扱うと良いのか試行錯誤した経験のある私は、胸が熱くなる思いでした。
なのに、ヒラク師匠は、そのメソッドをどんどん広げて、どんどん教えていいですよ!とサラリというのですから、その器の広さと麹に対する愛情は、計り知れません。
それが、今、数が少なくなり、危機を迎えている麹屋さんや蔵さんの興味を持ってもらうきっかけになったり、為になるならいいんですとさわやかにおっしゃいます。心の持ち様が違います!
そんな、ヒラク師匠のこうじ作り、体験してきました。
こうじ作りは、一言でいうと、『蒸した米に麹菌をふりかけ、発酵させる』という単純なプロセスですが、この数文字のプロセスの中に、絶対体感したり目視したりしないと出来ない、大事なポイントが凝縮されています。
麹作りは、五感で感じないと出来ないことが沢山なんです。
まずは、蒸したお米をパラパラにして、麹菌をふりかけます。
これが結構難しいんです。
そして再度パラパラにして、布巾で包み発泡スチロールで保温して温度を保ちます。
ヒラク師匠は、一人一人みんなにイラストを描いてくれました。可愛いんですこれ。
ここからは家に持ち帰り、育てていきます。
この時点では、まだそんなに愛着というものが感じられていない私と理事長。
ヒラク師匠のお話だと、育てていくうちにはまっていくとのこと・・・楽しみです!
どうすれば上手く育つかは、発酵温度に波を持たせることや麹を理解して麹の気持ちになる事(これ得意かも)だそうです。
どんな麹が育つのかは、44~48時間後になります。
今日、切り返しの為、蓋をあけるといい香りがしました~~!
だんだんはまっていくのがわかる気がしました。これからが楽しみです!!