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病院食における発酵食品
今年は、かなり暑い毎日が続きますね。
情けないお話ですが、先週熱中症でダウンしました。
発酵プロフェッショナル 発酵ライター 浅川つぐみです。
北海道育ちの私、今年の暑くなり初めに身体が付いていかず、熱中症を発症してしまい、救急車で搬送され入院になりました。自分でも驚きでした。
暑さを甘く見たのでバチが当たりました。
その日は梅雨明けで暑くなり始めた頃、今年も夏バテには、甘酒ね!!と、甘酒を毎日ちゃんと飲んでいるし、お味噌汁も毎日作っているし、ぬか漬けだって、キュウリが美味しい季節ですから食べていて、夏バテ予防は万全と買い被っておりました。
昼間は暑かったのですが、普通に元気に過ごし、夜入浴していつもの通り休みましたが、思えばその日は確実に水分不足。
自分のレッスンの日で、はりきって話しっぱなし、立ちっぱなし。
普段から水分を取るのが得意ではない上に、水分をとらぬまま沢山動き、入浴してひと眠りしてしまったので、身体はカラカラな状態だったのでしょう。お水を飲みに起きた途端目の前が真っ暗になり救急搬送でした。
暑くなり始めは、特に注意だという事を改めて痛感いたしました。
楽しみにしていた『あいよ農場種まきツアー』もキャンセルしてしまい、沢山の方々にご心配をおかけし、大反省でした。これからは体調管理気を付けます。
皆様も発酵食品を過信せず、水分を十分とってお気をつけ下さいませ。
ところで、入院先の病院は、かなり大きい市立病院で、15年ほど医療従事者だった私にもそこのドクターたちがかなり優秀なのは一目瞭然で、こんな素晴らしい所に、熱中症で入院なんて申し訳なく思いました。
病院では安静レベルが高かったので、楽しみなのはご飯だけ。
私は常食でしたので、こんな感じです。
何だか質素ですね!?病院の一回のお食事代金ご存知でしょうか?260円です。
病院では、退屈だったので、病院食にどのくらい発酵食品が使われているのか検証しました。
まず、お味噌汁は一日2回程度出ました。
その他に、朝食に納豆、ゆず味噌のチューブが出たり、ある日はマーボー茄子、お魚の味噌漬け、カゼイ菌のヤクルトジョアが出たり、お味噌製品が良く使われていました。
食中毒を危惧してか病院食で生の野菜や果実は出ません。
茹で野菜の味付けは、ほとんどがお醤油。かなりの薄味です。
私の年齢で必要なカロリーは1400kcal、ご飯の量は120gです。
結果、このような献立になるんです。
普段の食生活を思い浮かべると、明らかに食べ過ぎというのがわかりました。
病院食に発酵食品の頻度が多いことは、少し嬉しく思いました。
体調が悪い人の食事に欠かせない物の中に、日本人が古来から食べている発酵食品が使われている。
なかでも、お味噌汁は多少具合が悪くても口にすることが出来、ホッとする物でした。
これは、日本人のDNAの中に元気の基として組み込まれているからなのかな・・・と思ったりしました。
弱っている身体を元気にし、日本人の味覚の基礎になっている発酵食品、これからも廃れるとこなく伝えていきたいなと思いました。