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植物性乳酸菌を育ててみよう

すっかり初夏の陽気になりました。
北海道育ちの私は、これからの季節は、結構厳しく感じます。
発酵プロフェッショナル 発酵ライター 浅川つぐみです。
昨年秋に日本発酵文化協会の講座で、ぬか床のワークショップを始めてから、協会で3回、私個人のぬか床ワークショップが4回と、合計7回ぬか床のレッスンをさせていただきました。
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改めて数えてみると、いらして下さった方は、100名位になっているのでしょうか??
今さらながらぬか床、すごい人気だな~と思います。
これは、単に健康に気を付けるとか、ぬか漬けが食べたいというだけではなく、みんな日本古来の食卓に興味を持っていて、自分で1から作って、自分好みの漬け物の味を作りだしたり、ご自分の思い出の味を探してみたり、
ぬか床を通して何か楽しいことを見つけることが出来のかな・・・と勝手に想像したりしています。
そのお手伝いが出来たとしたら、それは私にとって、とても幸せな事だなと思います。
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ぬか漬けは、米ぬかに塩と水を混ぜて発酵させ、野菜を漬けたものです。
そのままでは、長く保存できない野菜を、長く食べられるように工夫した先人の知恵なんです。
そして、漬けた野菜は、もとの野菜より色がキレイで、生き生きしています。
そこには、発酵によって植物性乳酸菌が育っていて、素材を美味しくし、栄養価を上げ、保存性も高めているからだと思います。
植物性乳酸菌が、生きて腸まで届くという事は有名です。
京都のすぐき漬けから発見されたラブレ菌がとても有名で、ラブレ菌のヨーグルトは、お店で良く見かけます。
植物性乳酸菌は、高い塩分濃度にも耐えて、動物性より栄養価の低い野菜を栄養原としても発酵し、活発に増殖します。
ぬか床の中では、植物性乳酸菌が野菜を栄養にして乳酸発酵し、乳酸を生成して、ぬか床を酸性にし、雑菌の繁殖を防ぎながら、野菜に旨味を出します。
そして、少ない栄養で活発に増殖し、一日漬けた物は、数千万個の植物性乳酸菌が生成され、2日漬けた物では、数億個の植物性乳酸菌が生成されるほど強力に増殖する菌だそうです。
それゆえ腸まで届き、善玉菌の栄養となり善玉菌を増やし、腸内環境を改善して、その結果悪玉菌を減らすという優れた菌と言われています。
ぬか床の容器の中で、まさかそんなことが起きているなんて、目に見えない発酵の世界はすごいなぁ~と感心してしまいます。
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そんな人気のぬか床レッスンも、暑い夏に向かうので一旦お休みになります。
来週は、そら豆の季節しか出来ない豆板醤のレッスンがあります。
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この豆板醤のレッスンも大変人気で、私個人のレッスンで4回、協会のレッスンが2回、やはり70~80の方にお越しいただきます。
甘いそら豆と辛い唐辛子、辛い状況下でも発酵する植物性乳酸菌の力。
このたくましい力を、私達人間も見習わないといけないのかな・・・と少し思いながら、26日は午前午後の2レッスンを頑張りたいと思います。
お越し下さる皆様、お手元に手作り味噌をお持ちでしたら、8gお持ちくださいませ。
手前味噌から作る自家製豆板醤を作ることが出来ます。
楽しみお待ちしています。