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甘酒を使った中華のデザート

近所の公園では、桃の花、梅の花が満開になり、春らしい桃の節句りなりました。
発酵プロフェッショナル、発酵ライター 浅川つぐみです。
先日、友人の主催するお料理教室に行って、中華のお料理を習ってきました。
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その時のデザートに、甘酒を使ったものがあったので、ご紹介しようと思います。
中華で甘酒~?と思いましたが、中国には酒醸(チューニャン)という、甘酒があります。
日本の甘酒が米を黄麹菌で糖化するのに対し、中国の酒醸は、麦をクモノスカビで糖化させて麹を作ります。
クモノスカビは、日本にはなく、日本以外のアジア全域において、紹興酒などの醸造で麹に使われたり、インドネシアでは、茹でた大豆に生やしてテンペという食品を作る菌です。
ですが、基本、酒醸と甘酒は、ほぼ同じ物になるそうで、中国料理店では、味の素の代わりに酒醸が使われているそうです。
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今回、教えていただいたデザートは、湯圓というもので、中国では、冬至の時や元宵節(お正月から15日目の満月の日)に食べられる行事食で、円い白玉で出来たお団子は、一家団欒や円満の象徴で、丸いお団子を茹でる様を、満月に見立てているそうです。
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中国も、地方により、お肉のお団子や黒胡麻の入ったお団子を甘酒の中に入れたり、浮かべたりするそうです。
今年の旧正月は、2月19日でしたので、15日目の満月は、3月6日になるそうです。
3月6日に甘酒を作り、湯圓を作って中国の文化をいただくというのも、素敵かもしれません。