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生甘酒洗顔を1週間続けてみました!
すっかり秋らしくなりました。
発酵食品も安定して発酵できる気温になりました。
発酵プロフェッショナル 発酵ライター 浅川つぐみです。
先週から1週間、発酵マイスターのお仲間が研究されている全麹仕込みの『生甘酒洗顔』を続けています。
始めは、クレンジングと洗顔フォームの洗顔に慣れてたので、『生甘酒洗顔』は、しっとり感はあるものの、角質や汚れが残っているような感じが気になりましたが、構わず続けてみると、だんだんそれも気にならなくなり、結構快適な洗顔として使いことが出来ました。
続けていた感じは、良い所は、肌がしっとりして、乾燥も気にならなくなり、肌のキメもそろってくる感じがあります。生甘酒の生きた菌が、肌の周りにバリアをはって、冷たい風や乾燥から肌を守っている感じを受けました。
今までの洗顔は、もしかして汚れと共に、肌の潤いや油分まで落とし過ぎていたのかもしれません。
私は、パン屋さんで仕事をしているので、キッチンがとても暑く、朝と仕事が終わってからと夜と、一日に3回洗顔をします。
季節によっては、乾燥や肌への負担を感じていましたが、『生甘酒洗顔』は、回数が多くても肌への負担は感じなく、油分や潤いを落とし過ぎることもないように思いました。
一方、やはりスッキリ汚れが落ちる・・・というわけにはいかないようで、メイクをしていないときの洗顔の方がおすすめです。きちんとクレンジングを落としてから洗顔をすると、問題ないのですが、クレンジングの油分をきちんと落とさないと、油分が少し残る気がします。
この点が改善されれば、洗顔としてとても可能性のある発酵コスメになるのではないでしょうか?
この冬は、その時の肌の状態を見て、『生甘酒洗顔』と普通の洗顔を両方取り入れて、お肌を良いい状態に保ちたいと思います。
今回の『生甘酒洗顔』の反響が、結構ありましたので、全麹仕込みの甘酒の作り方を載せさせていただきます。
参考にしたのは、日本発酵文化協会の代表講師の是友先生の『酵素いきいき生甘酒』の本!
乾燥麹の場合は、乾燥麹:お湯=1:2
生麹の場合は、生麹:お湯=1:1 の割合で作ります。
麹は、使う前によくほぐして室温に戻しててから、63~65℃のお湯を麹に加え、混ぜた時に60℃前後になるようにします。
それをヨーグルトメーカーで、60℃で4時間程発酵させると出来上がります。
炊飯器でも同様に60℃に保つよう保温モードで作ります。炊飯器によっては、温度が高くなりすぎてしまうので、スイッチを入り切りしながら作ります。
生甘酒は、日々品質が変化しますので、1週間を目安に使い切るのがおすすめです。
生甘酒は、生きている菌がお肌にどのように作用するのかが興味深い所ですが、普通の甘酒でもコスメの効果があるように思います。
私のマニアックなお仲間が、手作り全麹仕込みの甘酒で、素敵な手作り石鹸を試作してくれています。
手作り石鹸というのは、私も何度か作ったことがありますが、重装備で製作して、1ヶ月ほど熟成させて初めて使うことが出来るという、とても手間暇がかかるものなのです。
しかも、火入れをするとはいえ、甘酒という発酵物の石鹸になるわけで、どんな風に出来上がるのかが、とても楽しみです。
出来上がりましたら、是非取材させていただいて、また発酵コラムでご紹介できればいいなと思っています。
また新たな発酵物が楽しみな季節になりそうです!
さて、今、わが家は生姜のシロップがものすごい発酵をしております。
辛めのジンジャーシロップを目指して、みじん切りジンジャーで仕込んだところ、時限爆弾級の発酵力になりました!
ジンジャーが細かくなったので、酵母菌がジンジャーを食べやすいのでしょう。泡がブクブクです!
また、瓶が割れないよう観察しながら過ごしています。
水入り発酵と水なし発酵では、後ろの瓶の水入り発酵の方がよく発酵するのがわかります。
ジンジャーの抗菌効果と発酵で培われる効能とで、これからの季節の家族の喉を守ります~!