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三河湾の魚介グルメと醸造の旅リレー その1

発酵マイスター2期生、松尾かほるです。こんにちは。
12月のはじめに『三河湾の魚介グルメと醸造の旅』に参加してきました。
魚介グルメ、、、とつくところが、もともとが是友先生のお料理教室からのご縁である私には、夜が近づくにつれテンションMAX!でした。
今回の旅はきっとリレー形式・・・となるはずで(汗)私は
・西尾市の抹茶屋さんの『あいや』の工場見学
・日本料理『小判天』さんでのひつまぶし+α(笑) ランチ
のレポート担当です。
抹茶はもとは心臓の薬として中国から入ってきた漢方薬であって、日本には鎌倉時代に栄西というお坊さんによって持ち込まれ、座禅時の眠気さましやビタミンの補給に利用されていました。
今回お邪魔した『あいや』さんのある愛知県西尾市は、総面積200ヘクタール、全国の抹茶生産の40%を占め、抹茶の品質ではトップクラスの一大生産地です。
4月上旬に新芽が出ると、一定期間黒い覆いをかけるそうなのですが、そうすることでタンニンの生成が抑えられ、旨味が増し、緑色をきれいにすることができるそうです。
お茶の新芽は-2℃を下回るとダメになってしまうため、畑では4℃を下回ると防霜ファンが自動で回りだし、温度が下がりすぎるのを抑制するのだそうです。
抹茶はビタミンA・C・Eなどのビタミン類、食物繊維、アミノ酸(主にテアニン)が豊富。
強力な抗酸化作用だけでなく、ダメージを受けた皮膚の補修や、デトックスによる美肌効果などなど。なんでもできますって言われてる感じ・・・。
ただカフェイン量がどうしても多く、夜遅くに抹茶を飲むのはお勧めしません。毎朝の一杯にちょうどよいかもしれませんね。
1888年設立のあいやの社長さまのお話では、
抹茶の風味を左右するのが、幅・高さともに30センチ強の小さな石臼。
専門の職人さんが、御影石の臼に目立てと呼ばれる作業で溝を掘られています。
画像でもあれば百聞は一見にしかず・・なのですが、ごめんなさい撮影はできず。。。
でもそうやって、会社のノウハウと質の良い抹茶が守られているのですね。a12
あいやさんの工場では30センチ程度の大きさの臼、およそ1000台が毎分およそ55回転と、人間の手の動きと同じようなスピードで、製造されていきます。色を新緑の色に保つため、光を与えないようにしています。もちろん温度・湿度ともにしっかり管理されています。
前述の通り、あいやさんは会社の方針でほとんどの場所の写真撮影できませんでした・・・残念。文章だけでは伝えにくいので、あいやさんのホームページのURLを掲載しますが、
ここに肝となる石臼の画像があります。
http://www.matcha.co.jp/1/1-4.html
抹茶は、1つの臼で小一時間すり続けて、ほんの40gほどにしかならない貴重なものなのです。
粒子が非常にキメ細かく、まるでクリームのような質感になります。
工場に併設のショップで、みんなさっそくのお買いもの。初日のトップバッターなので、みんなお財布の紐はまだまだ堅く・・・?
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そしてランチには碧南市の『小判天』さんへ。
三河の食材を生かした素敵なお料理達に大満足でした。
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他のことはせっせとメモを取っていたのですが、食事は・・・写真だけしかありませんでした。ひたすら食い気なんだと思います。
こちらでは、先生の計らいで愛知県の発酵食品を取り入れた前菜3種と茶碗蒸し、そしてお造りからのひつまぶし、とお酒。
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メインのひつまぶしは、外がカリッとしていて、東京のウナギに慣れている私にはちょっと不思議なのですが、でもとにかく美味かった!!贅沢最高です。
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前菜の1つごま豆腐ですが、上にかかっているのは金山寺味噌麹に塩たまりをあわせた調味料。醤(ひしお)好きの私としては、今度ぜひ作ってみたいところです。
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いい感じに箸と杯が進むみんなの姿です。
そう言えばこの旅は、見学ツアーなんだけど、早速うっかり飲みすぎちゃったなんて人もいたような。