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ペコリーノチーズ
こんにちは。発酵マイスター2期生の松尾かほるです。
先週くらいから一気に夏が来て、昼間はとにかく暑いですが、朝晩は家の庭で食事をしたりしてます。同居の陸ガメと一緒に…
太陽がジリジリして暑いものの、夜はかなり涼しいので、家にエアコンが無いのもわかる気がします。
BIO商品を扱う市がたっていたので行って来ました。ほぼ月イチで特定の広場で開催されています。
(これは前回の時の市の写真なので、まだ厚着の人がいますね)
流石に暑くなってきたので生食品を扱う人たちは減っているように感じましたが、それでもちょこちょこあったので、チーズを買ってきました。
トスカーナではペコリーノチーズ(羊乳)が有名です。
この市で売ってるフレッシュペコリーノを以前たまたま購入したら、練乳のような濃厚な味わいでとても美味しかったので…。
今回、残念ながらそのチーズ屋さんは来ていませんでしたが、カプリーノ(山羊乳)のチーズがあったので、試しにいただいてみました。
トスカーナにも山羊のチーズがあるのですね・・・
白カビにがっちり囲まれていて、中はセミハード。ヤギというと比較的酸っぱいイメージだったのですが、これは濃厚なお味でした。
日本で購入すると、チーズはほんの小さな塊でも本当に高価なものが多いですが、こちらでは比較的手軽にいただけます。
土地柄なのか塩気が強いものが多く、羊のチーズ特有の匂いもあまり得意ではなかったので、私はあまりいただくことはありませんでした。
ただ、家主のおばあさんがペコリーノチーズを入手しては、冷蔵庫にいれず台所で常温保管してるので、この匂いにも慣れてしまいました(笑)
そういえば、最近お話をしたイタリア人女性から、「日本人はチーズやサラミをあまり食べないのね。」と言われたのですが、おそらく塩気や脂が強いからでしょう。
私自身はそういう理由であまり多くは食べられないので・・・(笑)
以前、ワイン一杯の付け合せに用意された一切れのパンの上に、厚さ1センチほどある名刺サイズのパルミジャーノチーズの塊が載っていた時はのけぞりましたが、こちらの人にとっては普通なのかしら。
カンパニア州のサレルノにいたとき、さっぱりしたフレッシュチーズが好きで、これらは毎日のように食べていました。
フレッシュ系のはどうしても日持ちがしないので、気がつけば味が変わっていたり、カビさせてしまうこともあったのですが、最近のマイブームは熟成期間が長いハードタイプのペコリーノ。
ちゃんと、塩っぱく無いやつを欲しいとお願いしてます。
このウインドゥのお店はかなりの高級食材店です(笑)
とはいえ、必然的にお値段が多少上がってしまいますよね・・・。かなり熟成させてるタイプのせいか旨味たっぷり、アミノ酸の塊を食べてる!と感じながら、ちびちびといただいてます。
塩麹や醤にはまったせいでしょうか、こういうチーズが好きになりました。
塩気が気になるときは、玉ねぎの甘いマスタードなんかも添えてみたりして。
せっかくイタリアにいるのだから、と、なんとかしてチーズも食べる機会を増やしています。