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甘酒は栄養満点の「飲む点滴」
ようやく梅雨らしく、雨の日が続きますね。
先週末は、発酵プロフェッショナルの面接がありました。
アンケートに甘酒のことを広めたい!と書いていたからか
話題は最初から最後まで甘酒甘酒。
どれだけ甘酒好きなの〜〜? という感じの
発酵マイスター2期生、発酵ライター改め
甘酒ライターの明日香です。
このコラムをご覧いただいている方は
甘酒についてご存知の方も多いかもしれませんが
甘酒のすごさ についてお話させてください。
甘酒には2種類あって、
1)酒粕にお砂糖と水を入れて作るタイプ
2)お米と米麹、水で作るタイプ
があります。
発酵食品と言われているものは2)の麹を使って作るタイプ。
お酒も発酵食品なので、お酒を絞る時にできる酒粕を使って作る物も
広義では発酵食品といえるかもしれませんが
この発酵コラムでは、米に麹を混ぜて発酵させてつくるものを指す事にします。
米と麹のみですが、麹に含まれるでんぷん分解酵素アミラーゼの働きにより
米のでんぷんが分解されてブドウ糖になることで
まるでお砂糖が入っているかのような、甘い飲み物となります。
少しマニアックに言いますと、
でんぷん(多糖類)が分解されてブドウ糖(単糖類)になることを
糖化といいます。
ここには、アルコールは含まれておりません!!!
そして、前回書いたように甘酒が
「飲む点滴」と言われる所以・・・
それは甘酒に含まれる栄養が
点滴と本当に同じような成分だからなのです。
20%以上がブドウ糖、そして麹に由来する100種類以上の酵素
必須アミノ酸全種類(体内で合成できないため、食品から摂取しなくてはならないアミノ酸のことです)、吸収率90&以上の天然ビタミン、コウジ酸(美白効果)、妊婦さんに必須の葉酸、
オリゴ糖、食物繊維 etc…
ビタミンも食物繊維も、毎日コツコツと摂取することで
腸内環境が改善されます。
腸内環境は健康の要!!!
免疫を司るリンパ球の7〜8割は腸内にあると言われており
腸内環境がいいと免疫が上がり
腸内環境が悪化すると免疫が下がってしまいます。
それだけなく 脳の活性化(ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源!)や美肌、疲労回復、
血液さらさらなど もっともっと・・ 多くの効果が期待できます。
だから 飲む点滴 飲む美容液 と言われているのです☆
そんなすごい甘酒、市販でも販売されておりますが
市販のモノには流通の過程で発酵が進まないように
「火入れ」という熱殺菌処理をして発酵を止めております。
それと同時に微生物の活動も停止、酵素も失活することで
上記ほどの効果が望めなくなってしまいます。
そこで 登場するのが、 『手作り甘酒』
おかゆを作って、水を加えて60度以下まで冷まして麹を加えた後
炊飯器の「保温」機能で55〜60度を保ち、約9時間。
温度計が必要です。
炊飯器の蓋は開けたまま、時々温度調節のために
開け方を調整します。
濡れた布巾で覆うと水分の蒸発を防ぐことができます。
しっかり甘味ができてきたら、完成。
白米で作れば白米甘酒、
玄米ごはんで作れば玄米甘酒となります。
玄米甘酒は、白米甘酒よりも甘さ控えめで
あっさりした甘味に仕上がります。
我が家は白米に赤米を少し混ぜて炊く事が多く、
その残りご飯に水、麹を加えて甘酒を作りますと
ほんのり赤味がかった甘酒が完成します。
これを、お水で割ったり
少し温めて(60度以上にならないように)生姜入れて飲んだり
ヨーグルトにトッピングしたり
酵素ジュースと混ぜて飲んだり
お砂糖替わりにお料理やお菓子にも使っています。
甘味があるので、最近は
おやつ替わりに活用しています☆
甘酒のすごさ、少しでも伝わりましたでしょうか?
滋養強壮にぴったりの甘酒、
夏に向けて、ますます欠かせません〜〜
(っという今日、切らしてしまっています。
明日は絶対作らないと〜!!!)
みなさんも是非、素敵な甘酒ライフを☆