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三河みりん番外編~魅惑のカス!みりん粕

こんにちは。是友麻希です。
今日は、とてもいい天気ですが、またもやもの凄い風ですね。
さて、昨日「三河みりん」の番外編です。
みなさまは、日本の醸造物には、
ものすごい「カス」があることをご存じでしょうか?
酒粕。
一番有名なのは、こちら、酒粕です。
名前の通り、お酒を絞った後に出る搾りカスです。
しかし、カスと侮るなかれ、
発酵に出た栄養素や、甘味、うま味成分は、日本酒よりもカスに残ります。
しかし、日本酒のカスです。アルコールも当然残っているので、
好き嫌いが、はっきり分かれるカスかもしれません。
お次は、醤油粕。
こちらも醤油を搾ったあとに残るカスです。
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これが、すごいんです!!!
醤油の主成分は大豆です。
この大豆のタンパク質を発酵中に分解するため、
カスにも、タンパク質を分解する力が、沢山残っています。
なんと、この醤油カスに
鶏肉を3日ほど漬け込むと・・・・・・・・
 
鶏肉中のタンパク質が分解されて、かなりジューシーな鶏肉になっています。
これを揚げたら、あら、びっくり!!!!
 
正直言って、どんな高価な地鶏にも敵いません。
 
味も、醤油よりもうま味成分が強く、この味がきらいな日本人はいないはずです。
しかし、残念ながら、一般的には、ほとんど販売されていません。
 
大手の醤油工場では、最後の最後の最後の1滴まで搾るので
カスは、その名以上に、カッスカス!!!
 
ぺちゃんこの段ボールのようになってしまい、
こうなると肥料や飼料として再利用されます。
でも、そんなに美味しいなら食べてみたいですよね!!
 
はい!6月に醤油作り教室を開催します!
6月6日(木)11時半~
自分で作れば、お好みのカス状態が作れるというわけです。
 
まさに、my醤油と、myカス。
ちなみに私は、醤油よりもカスがほしくて、毎年仕込みます(笑)
 
ご興味のある方は、こちら をご覧くださいませ。
さあ、そして今年大注目なのがこちら
みりん粕。
うーーーーーーーーーーーーーーん。
 
美味しい!
 
当然、みりんを絞った後なので、
焼酎の香りどころか、アルコール成分もきちんと残っています。
 
この、ポロポロした粒を口に頬張ると・・・・・
 
う~ん、まるで和製ラムレーズン。
このまま摘まむもよし!
ケーキやクッキー、プリンに使うもよし!
パンに入れるもよし!
 
みりんの栄養価と、うま味・甘味をそのまま楽しむことができます。
 
今回は、角谷文治郎商店さんで、『有機三州味醂』のカス
『有機みりん粕』をお土産に購入してきました。
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みりんを搾る時期だけの期間限定販売です。
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みりん粕は真っ白でぽろぽろした形状が、
満開になった梅の花のように見えることから別名「こぼれ梅」とも呼ばれるとのこと。
 
江戸時代中期の書物『和漢三才図会』には、
みりん粕が古くから”甘いお菓子”として食べられていたことが記載されています
こちら、世界初の有機JAS認定のみりん粕なんですって!
味醂は、昔から「花の咲く時期に仕込む」と言われています。
角谷文治郎商店さんでは、その昔からの伝統的な仕込みをそのままに
桜の咲く3月~5月と、菊の花の咲く9月~12月の年2回仕込みます。
 
つまり、今がちょうど「みりん粕」のある時期です。
 
是非、この魅惑のみりん粕をお取り寄せして、
お料理に使ってみてはいかがでしょうか??
 
私は、料理研究家らしからず、そのままおやつで食べていますけどね(笑)
美味しい食べ方を発見した方は、是非教えてくださいね!
お待ちしています!
角谷社長の蔵で、美味しいみりんをごちそうになった後は、
美味しいランチまでごちそうになりました。
愛知といえば、
やっぱり名古屋飯!
 
どえりゃーうみゃー味噌カツやら、味噌煮込みやらかしら??
と思ったら、社長がいつもいらっしゃるという、地産地消のレストランへ。
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最後の最後まで、角谷社長の三河への想いと愛情
そこから湧き出る味醂造りへの情熱を感じることができた一日でした。
それは、とてもとても、美味しく頂きました!!!
角谷社長が
「私は、京都料理ほど味の濃い文化を知らない。
だしさえ、しっかりとってあれば、あとの調味料は、ほんの少しでいい。
 
甘いか、辛いかで判断するから、京料理は薄いと言われるが
本当に重要なのは、うま味の濃さだ。」
と。
まさに隠し味として、需要な地位を確立している味醂。
 
そのさらに隠れた存在であるみりん粕の魅力は、底知れない。
 
角谷社長、本当にありがとうございました!!!