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ブログ

水曜日・・・ほそのきよみです

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みなさん甕をお使いですか?昨年「味噌づくり」の教室でいただいた黄色いポリの容器はもれの穴が大きくなり(改めて微生物強し!!)ついに味噌は甕に入れ替え。その甕は田舎にあったもので子ども心に古臭くあんまり好きではなかったはずなのに、郷愁とともにか「久しぶり」感があり味噌甕として昇格、のはずが・・・漏れてる??で、「甕」さがしをしながら大好きな瀬戸物屋さんめぐりをしました。おそるべし「甕」「甕様」といいたくなるほど「高い」です。ね。でも味わいというか、食べ物を守ってくれそうな、もちろん味噌をゆっくりねかせてくれそうな重厚感はどんな容器にも負けない存在感あり。どの店に行ってもうっすら埃をかぶりながら凛としたたたずまいは食文化を継承してきてくれた誇りを感じました。1つ買ったら一生もの、高いといっても飲み会を1回見送ればいいんじゃないの?と幻聴のような声も聞こえます。古い甕があったら大切にしましょう。長々こんな感想文はいけません。数人の子どもたちと味噌の「天地返し」をしました。外からながめた感じと違い、実際ふれてみながら「おいしくなれ」とねりあわせてみると、しだいにねっとり感が強くなるようで、誰かが「何だか喜んでるみたいだ」と言いました。ほんとに「育てている子」のようでかわいくて、会話もできる気持ちになってきました。食べ物を扱う間にこんな優しい時間を共有できる「この感覚」が手作りの優しさなのかな?子どもたちも穏やかな顔を見せてくれました。
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