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ベニエットのピンクの魔法

今年も、お雛様を飾りました。一年というのは、早いですね。
発酵プロフェッショナル、発酵ライター 浅川つぐみです。
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今年は、お雛祭りのちらし寿司に使う桜でんぶを、健康にも気を使って作ろうと思い、紅麹を使って作ってみました。
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紅麹は、以前にも書きましたが、漢方薬として使用され、血圧調整や血糖低下、血行改善、コレステロール低下、ガン予防の効果などが期待される健康食品です。
ピンクの小さな麹菌が、魔法のように様々な健康効果を生み出します。
国産では、大手肌着メーカーのGUNZE(株)さんが、手がけており、GUNZE(株)さんの紅麹は、とても発色がキレイで、愛用しています。
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華やかで、春らしいきれいなピンク色の桜でんぶのちらし寿司が、出来上がりました。
紅麹は、とても繊細な菌で、製麹がとても難く、黄麹が2日間で出来るのに対し、紅麹は、1週間もかかってしまい、そのため雑菌も入りやすく、品質を安定させて作るには、しっかりとしたメーカーでなければ、扱いが難しいそうです。
また、国産の紅麹は、GUNZE(株)さんのみでとても少なく、そのほとんどが、中国などの輸入物になるそうです。
そんな貴重な国産の紅麹で作った桜でんぶを使ったちらし寿司は、健康面も良し、色合いも良しで、貴重なちらし寿司になるのかもしれません。
日本の医療費は、高齢化や生活習慣病が増え続けている昨今、深刻な問題になっています。
医療費の収入と支出のバランスが大きく崩れ、医療費が足りないのです。
労働人口も減り、2025年には、団塊の世代の方々が、75歳を迎え、さらに厳しい状態になっていくように思います。
家族や自分の健康を管理し、安易に薬や病院に頼る生活を、見直さなければならない時がくるのかもしれません。
生活習慣病は、食生活の改善である程度防ぐ事が可能だと思います。
その一つのアイテムとして、発酵食品の役割も大きいと思います。
毎日のお料理に欠かせない日本古来の味噌・醤油・みりん・塩麹・甘酒などの他に、紅麹を使ったお料理やお菓子もおススメしたいと思い、GUNZE(株)さんのHPにレシピを提供させていただいています。
桜でんぶも、これから更新される予定です。
http://www.gunze.co.jp/kensyoku/recipe/index.html
なんでも買うと早いのですが、日々のちょっとしたものを、健康な物を使って作ってみる。
ちょっとしたことが、ちょっとした健康を保つのかもしれません。
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三色のういろうでひし餅も作ってみました。
切るのが難しくて形が崩れているのは、ご愛嬌ということで、紅麹の健康効果でおおめに見ていただければと思います。
春が待ち遠しいですね。