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黒酢レシピコンテスト 優勝・マイスター賞=メニュー&レシピご紹介=

9月の日本発酵文化協会 第3回発酵定例会で行われた、鹿児島県の福山黒酢、桷志田を使った『黒酢レシピコンテスト』のメニュー&レシピご紹介を致します。
まずは、入賞の2作品のレシピです。

優勝は、4期生発酵マイスター木村さやかさん『ガ酢パッチョ』です。

ガスパチョ
おめでとうございます!
この作品のコンセプトアピールポイントは、

火を使わないで出来る、栄養素たっぷり美肌アンチエイジング・スープ

短時間で出来、冷蔵庫へストックしていつでも食べられるガスパチョ。エネルギー源である炭水化物のバゲットも入っているので、疲れて帰宅してから口にすると、黒酢の豊富なアミノ酸・クエン酸の疲労回復効果と相まって、一気に疲れが癒される逸品です。
トマトパプリカビタミンには強力な抗酸化作用があり、血液を健康にし動脈硬化やがん、老化防止に役立ちます。
ピーマンにはレモン並みのビタミンCが含まれ、活性酸素抑制や美肌効果が期待できます。
たまねぎには悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす作用があり、血栓予防に役立ちます。
いつものレシピの米酢を黒酢に変えると、まろやかな黒酢は米酢より多くガスパチョに入れることができましたとのこと。このことにより、疲労回復効果の高い黒酢をたくさん補給できます。
美容と健康に良いことづくめな上に、短時間で出来ていつでも食べられる『ガ酢パチョ』は、ぜひ皆さんの冷蔵庫にもストックしていただきたいと、木村さんからのご提案です。
【材料】(4人前)
黒酢:大さじ3
トマト:450g(中3個)
赤パプリカ:200g(1/2個)
きゅうり:50g(1/2本)
たまねぎ:20g(1/8個)
にんにく:3g(Ⅰ/2片)
バゲット:40g
パプリカ(粉):小さじ1〜2
オリーブオイル:60ml
水:250ml
塩:小さじ1
【作り方】
○下準備
①にんにくをすり鉢で潰し、黒酢を入れ混ぜておく。
②バゲットは水に浸し柔らかくなったら、水気を絞りパプリカ(粉)とよく混ぜておく。
③野菜はざく切りにする。
1)オリーブオイル以外の全ての材料をミキサーに入れ、なめらかな状態になるまで攪拌する。
2)オリーブオイルを3回に分けて入れ攪拌する。
3)1晩冷蔵庫で寝かせ、味を落ち着かせる。
4)器に注ぎ、みじん切りにした好みの野菜をトッピングする。
【審査員の感想】
野菜の甘味と黒酢の酸味、うま味がとても活かされています。野菜もたっぷり摂取できて、ヘルシー。食事にも朝食にも最適で、ネーミングも良いという評価をいただきました。
 
 
そして、もう一つ、マイスター賞は、4期生発酵マイスターの遠藤絵美さん『黒酢風味のカリカリじゃこナッツふりかけ』です。
1じゃこおかゆ 画像
おめでとうございます。
この作品のコンセプトアピールポイント
栄養たっぷり、毎日摂りたい常備菜。
今回のテーマは美容と健康ということで、不足しがちな栄養素を気軽に補えるものを考案されたそうです。
じゃこカルシウム、ナッツビタミンE美容と健康にとても役立つ栄養素ですが、これらを外食などで気軽に摂ることは難しく、常備菜として家庭にあれば食べやすくなるのではないかというご提案です。
黒酢を入れることで、じゃこに含まれるカルシウムの吸収が高まり、おつまみとしてそのまま食べたり、サラダに振り掛けたり、ごはんに混ぜ込んだりと、毎日気軽に食べられる一品です。
遠藤さんは、じゃことナッツを組み合わせて食べるのが大好きなのですが、ナッツの油っぽさが強く沢山食べられないことが悩みだったそうです。
福山黒酢を加えてみたところ、ナッツの風味はそのままに、油っぽさが見事に消えており、黒酢特有の複雑な旨味がじゃこの旨味を更に高めていて、おいしいふりかけとなったそうです。
【材料】(4人前)
ちりめんじゃこ 100g
アーモンドスライス 35g(製菓用一袋分)
オリーブオイル 大さじ1
福山黒酢 大さじ2
砂糖 大さじ1
醤油 大さじ2弱
【作り方】
①フライパンにちりめんじゃこを入れ、弱火で時々混ぜながらきつね色になるまで30分  ほど炒る。取り出しておく。
②フライパンにオリーブオイル、ナッツを入れ弱火で10分ほど炒める。きつね色になったところでじゃこを加え、砂糖、黒酢を加え軽く混ぜながら水分を飛ばす。火をとめて醤油を加え、混ぜ合わせる。
※  そのまま食べるのはもちろん、豆腐にかけておつまみに。ピーマンと一緒に炒めてお弁当に。おかゆにかけて朝食に。
【審査員の感想】
ほんのりとした黒酢の香りが、じゃこの旨みを 引き立て、カリカリとした食感が後を引き、毎日の食卓に並べたい逸品です。おかゆと一緒に食べると、おかゆに黒酢が溶け出す感じがとても良いとの評価をいただきました。