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第5回 発酵定例会に参加しました!

3月は、出会いと別れの季節ですね。
発酵プロフェッショナル 発酵ライター 浅川 つぐみです。
日本発酵文化協会の第5回発酵定例会に出席してきました!
新しい出会いが、沢山ありました。
毎回この定例会には、かなりマニアックな発酵マイスターと発酵プロフェッショナルの発酵仲間が、自分一押しの発酵食品を持って、集まります!
毎年、大盛り上がりの定例会なのです。
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昨年12月、ユネスコの無形文化遺産に登録され、世界から注目されている和食。
自然を尊ぶという日本人の気質に基づいた『食に関する習わし』や、自然の叡智を謙虚に取り入れながら、高度な伝統工芸技術・職人技を食器や調理器具、食空間にまで反映させた豊かな「食文化」が世界からも評価を受けているそうです。
日本発酵文化協会の横山理事長からのお話は、今年のミラノ万博のメインメッセージのお話から始まりました。
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【ミラノ万博メインメセージ】
日本の農林水産業や食を取り巻く様々な取り組み、「日本食」や「日本食文化」に詰め込まれた様々な知恵や技が、人類共通の課題解決に貢献するとともに、多様で持続可能な未来の共生社会を切り拓く・・・というもの。
わかりやすく解説したミラノ万博のサブメッセージは、
「いただきます、ごちそうさま、もったいない、おすそわけの日本精神が世界を救う。」という、わかりやすいメッセージです。
近年の日本人は、とても忙しくなっており、どうしても不健康な食生活をおくりがちになっている傾向にあります。
『食を見直すことは、人生を見直すこと。本来の幸せとは、ストレスのない生活や国づくり』にあると、横山理事長は、お話し下さいました。
発酵は、日本の大切な伝統食文化。
日本食文化の『いただきます、ごちそうさま、もったいない、おすそわけの日本精神』の原点になっているもので、それを伝承していくことによって、ストレスのない生活や国づくりも実現していけるのでは、ないのでしょうか?
そして、その日本の伝統食文化を継承していく担い手に、日本発酵文化協会の発酵マイスター・発酵プロフェッショナルメンバーは、なっているのかもしれません。
そんな素敵なメッセージを理事長から頂き、毎回楽しみな東京農業大学応用生物学部 醸造学科 柏木 豊教授の『米麹への大豆たんぱく添加と酵素活性に関する研究』のお話。
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米麹の生産性を上げ、製造コストの減少や品質の向上が期待される物に、大豆きなこが有効であり、身近な食材によって麹の酵素活性が強化できるという興味深いお話をしていただきました。
㈲会社フード企画141主催の通称「塩麹おじさん」と呼ばれる石井千秋さんからは、生きた菌を持つ塩麹を食材に取り込む事は、生きたエネルギーを取り込むこと。
生きている菌を持つ塩麹の、美味しい使い方のお話を教えていただきました。
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発酵マイスターの活動報告では、外国人メディアの発酵教室の活動報告がありました!
海外の方には、手作り味噌が大人気だそうです!
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そして、お待ちかねの発酵ランチタイム~!皆さんの一押し発酵食品が並びました!
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一部ですが、こんな感じです。
色々味見をしながら、どんな風に作ったのかとか、どんな発酵をさせて出来たものなのかなど、マニアック会話に花が咲き、楽しい時間でした。
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協会の講師として活躍されている こさかじゅんこ先生が、ご結婚の為、秋田に移られ、寂しいお別れもありましたが、発酵を通じてのお付き合いは、変わることなく続く事でしょう。
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じゅんこ先生の、日本発酵文化協会 秋田支部の立ち上げを楽しみにお待ちしています。
最後は、集合写真をパチリ
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みんな、生き生き発酵している、楽しい会となりました!
次回お会いできるのを、また楽しみにしています。