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無農薬米ぬかと野菜でぬか床を作ろう~Vol.3

昨日は、『あいよ農場』さんとのコラボ、『無農薬米ぬかと野菜でぬか床を作ろう~』のワークショップも3回目でした。
沢山の皆様にご参加いただき、ありがとうございました。
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発酵プロフェッショナル、発酵ライター 浅川 つぐみです。
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『あいよ農場』の志野さんのお野菜のお話は、毎回とてもためになります。
『あいよ農場』は、旬の野菜を取り扱います。旬の野菜は、虫が付きにくいので、農薬は必要ないのだと志野さんは、おっしゃいます。
逆に、旬の野菜でないものは、虫が付きやすいので農薬が必要になるそうなんです。
農薬を使って野菜を作らなくてはならない理由には、無農薬がいいと言っている購入者も、冬なのに夏野菜のきゅうりをサラダで食べたいとわがままを言ってしまうからなのかもしれません。
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実は、野菜というものは、本当は種類が豊富で色々な色を発色し、生命のエネルギーを放っています。
それは、農家さんの畑の土作りから始まり、畑の栄養と農家さんの愛情を沢山受けて育ち、そのお礼として発する色合いやエネルギーなのかもしれません。
今回の祐天寺マルシェで並べられたお野菜も、綺麗な色の野菜がたくさん並べられました。
野菜の向こう側に『あいよ農場』の皆さんの人柄を感じることができます。
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これは、ヒラタケしめじといいます。本来のシメジだそうです。
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私の父が、北海道で実家の近くの山で採ってきたハタケシメジというものと同じなのか、似ているのかわかりませんが、山でも採れる物と同じシメジ種類です。
スーパーやお店に流通している野菜たちは、色々な事情で品種が決まってしまいます。
ヒラタケしめじは、笠が開いていて崩れやすいので、流通には向かなくスーパーには、笠のこわれないブナシメジが並んでいます。
ヒラタケしめじの方が、断然出汁が出て美味しいのですが・・・
スーパーやお店ばかりで買い物をしていると、野菜に沢山の色と種類があることを忘れてしまいます。
流通していないような、農家さんが頑張って作っているお野菜を、美味しく食べるツールとして、私はぬか漬けをご提案させていただきました。
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ぬか漬けは、そのままでは長期保存できないお野菜を、長く食美味しく食べられるように工夫されたアイテムです!
そして、さらに乳酸菌・酵母菌・米ぬかにふくまれるビタミンB1などが添加され、栄養素も豊富になり、簡単で、究極の野菜料理とも言えそうな気がしています。
白米を食べると、ビタミンB1が欠乏して、脚気になると言われたりしますが、ご飯をぬか漬けと一緒に食べることで、栄養バランスも良くなります。
日本古来からの伝統発酵食品のぬか漬け。
ぬか床が、保存食としても、一家に一つあるといいなと思いながら、これからも皆様にお伝えしていけるといいいなと思っています。