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手前味噌人口を増やそう!~手前みそのうた・発酵のうた・こうじのうた~♪

今年も、美味しい新豆が出回る時期になりました!
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これから、寒い時期に向けて手作り味噌の季節が、始まります。
発酵プロフェッショナル 発酵ライター 浅川つぐみです。
寒くなるこの季節に仕込む味噌は、ゆっくりと時間をかけて発酵させるので、味に深みが出て、とても美味しく仕上がります。
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味噌は、寒仕込み!と言うように、お味噌を冬に仕込む理由は、雑菌が少ないことや、ゆっくり発酵させて甘味や旨味を育てるという、日本古来の知恵からだと思います。
私が、手作り味噌に出会ったのは、もう10数年も前になります。
きっかけは、子どもの受験の時に、『受験の時に体調を崩さないようにするには、味噌が良い』と何かの本で読んだからだったと思います。
毎日のお味噌汁を生活に取り入れて、二人の子どもは、体調を崩しもせず受験しました。
学校生活を送る最中も、中高6年間皆勤賞、部活朝練も皆勤賞でした。
そう思えば、味噌の力って、すごいですね。
味噌は、10数年間手作りしてきて、一度も同じ味に仕上がったことがありません。
その年の気温や湿度、大豆の出来具合によって発酵が違ってくるのだと思うと、それも味噌作りの面白い魅力の一つかもしれません。
それで、今年こそは!って、つい毎年作ってしまいます。
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最近、日本の食生活もお味噌汁離れが多く、お味噌の消費も減っているのかもしれませんが、手作りしてみようという方達は、増えているように思います。
私は、今月、外部で数回、お味噌のワークショップをさせていただくことになりましたが、結構早い段階で、満席をいただいています。
先日は、働いている職場で、話の弾みに出た味噌作りの話に興味を持ってくださった方が、是非作りたいというので、年明けお家で仕込みます。
意外と近くに、手前味噌を手作りしたい!という方がいるんですね。
これからの季節、発酵マイスターや発酵プロフェッショナルの皆様は、地域やサークル、PTA、気の合うお仲間などに、お味噌のワークショップを頼まれている方も沢山いらっしゃるかもしれません。
そういう活動の中で、みんなで少しづつ手前味噌人口を増やしませんか?
先日、『無農薬米ぬかと野菜でぬか床をつくろう~!』という、協会のワークショップでご一緒させていただいた、『あいよ農場』の志野さんのお仲間が、『手前みそのうた』というのを作られて、それがとても可愛く、お味噌の作り方をわかりやすく説明しています。
手前みそのうた   https://www.youtube.com/watch?v=wG-yslfgw6I
ちなみに私は、「みそ みそ みそ てまえみそ うちでつくろう うちのあじ、うちのかずだけ みそのあじ」ってフレーズが大好きです。
半世紀前までは、家庭で手作りの味噌を仕込んで、家の数だけのお味噌の味があったのでしょう。
そういう習慣が、だんだん無くなっていくことは、とても寂しいことです。
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志野さんのお仲間は、他にも「こうじのうた」とか、「発酵のうた」とかを作っていらっしゃって、みんなとても可愛くていい歌なんです。
こうじのうた   https://www.youtube.com/watch?v=2V0XSab675w
発酵のうた   https://www.youtube.com/watch?v=N-fhbDOBBEo
麹って、何?とか発酵食品ってどんなものがあるの?っていうのが、とってもわかりやすくて、お子さんと楽しく見ることができます。
この歌も沢山広まって、発酵食品の良い所や、大事な事が広まるといいな~と思っています。
是非、聞いてきてください!