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ゴミ捨ての掟

先週は、北海道の実家に帰省していました!
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発酵ライター 発酵プロフェッショナル 浅川 つぐみです。
発酵の勉強を始めてから、身体がより身体に良い物を選ぶようになり、今まで全然興味のなかった物にも、興味を持つようになりました。
身体は、食べているもので作られています。
北海道の実家では、庭で家で食べる野菜は作ります。というか、庭の野菜を食べて季節を過ごします。
ご近所の方も、雪のない間は、ほとんどそうなんです。
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自分の家で食べるものは、俗にいう無農薬有機栽培。
農薬も使いませんし、肥料も野菜の皮や、野菜のくずなどをコンポスト(生ごみを堆肥にする容器)に入れて発酵させておき、堆肥として使います。
堆肥(たいひ)というのは、有機物を微生物により分解した肥料のことで、植物系残渣を自然に堆積発酵させたものです。
きっと乳酸菌や酪酸菌が沢山います。
我が家は、母が花が好きなので、お花まで堆肥になります。
手前がコンポストです。
我が家には、生ごみを捨てる際、掟があり、トウモロコシの芯や卵のからなどは、コンポスト用のゴミに入れてはいけません。
分解されにくく、そのまま残ってしまうのです。
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植物は、窒素・リン・カルシウムなどを土壌中から吸収してしまうそうで、これを土壌中に還元するため堆肥は有効でなんだそうです。
この中では、乳酸菌や酪酸菌が育って、またそれが分解されて、次の年の美味しい野菜や花を作ってくれます。
実家の庭には、ルバーブや観賞用のほおずきまで育っています。東京の生活から考えれば、贅沢なものです。
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発酵というものは、塩麹や醤油麹のように瓶の中での発酵や、味噌のように樽の中での発酵、甘酒のように保温容器の中の発酵、そして土の中での発酵など、色々な形で美味しい物を作って、人の役に立っているんだなぁと思います。
そんな土で出来た、ご近所のブドウで天然酵母を起こし、実家のルバーブでジャムを作りました!
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10月には、無農薬有機栽培の野菜でぬか床を作るワークショップをしますが、今まで全く関心のなかった、半ば、当たり前でやっていた庭の土をみて、ワークショップの時に一緒に販売するマルシェの野菜が楽しみだなぁ~と思いました。
いらっしゃる皆様も、楽しみにしていてください!