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大人の修学旅行~和歌山編~『丸新本家』湯浅醤油~

大人の修学旅行に行ってきました。
発酵ライター 浅川 つぐみです。
発酵プロフェッショナルの資格をいただいてから、色々な発酵食品を作っているうちに、実際の蔵の見学もしてみたいと思い、和歌山の湯浅という町に友人と行ってきました。
5~6年位前、まだ、発酵の『は』の字も知らない頃、ここのお醤油を和歌山の友人に送っていただき、本物のお醤油というのは、本当に美味しいのだな~と驚いて記憶に残っていました。
私が、手作りでお醤油を作ってみたいと思ったのも、そういう調味料を自分で作れるなら、素晴らしいと思ったからかもしれません。
和歌山県、紀州湯浅という町は、日本のお醤油の発祥地です。 IMG_4270
お醤油の起源は、紀州の禅僧が、中国から怪山寺味噌の製法を持ち帰り、水質の良い湯浅に味噌作りが伝来し、その醸造過程で仕込樽の上に溜りとして出てきたものを調味料として改良した物が、現在の醤油の起源と言われています。
湯浅には、いくつか蔵がありますが、その中でも蔵でお醤油を仕込んでいるのはごく一部で、外部で仕込んだお醤油を樽買いして、製品化している所もあるそうです。
今回は、国産原料に拘り、昔ながらの製法で醤油手作りしている醸造元 『丸新本家』湯浅醤油さんの蔵を見学させていただきました。
http://www.marushinhonke.com
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お天気も良く、蔵めぐり日和! 和歌山は、ちょうどみかんの花が満開で、みかんの花の香りが街中に広がっていました。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA
蔵見学の建物です。入り口には、お醤油を絞る袋が良い香りで干してありました。 今回は、丸新本家の新古社長自らが、蔵を案内してくださいました。
蔵見学だけではなく、新古社長のお醤油に対する熱い思いと、日本のお醤油文化をどう残していくかという思いを聞くことが出来、発酵という日本文化についてに、より一層深く考えるきっかけにもなりました。
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1階には大きな杉樽がいくつもあり、上に上がらせていただくと、樽の中にはいい香りのお醤油が 沢山仕込んでありました。
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特別に、櫂入れもさせていただきました。 国産の材料や麹菌たち
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下の売店では、色々なお醤油の試飲ができ、沢山の種類のお醤油やお味噌、焼き肉のたれやだしつゆやポン酢があり、ワクワクです! IMG_4403
それに、こんなお菓子やアイスまで! IMG_4404
お醤油の可能性ってすごいです! 丸新本家の新古社長さんのお話を聞き、散々長居をして、後ろ髪を引かれながら宿泊先に向かいました。
宿に着くころ夕日が沈み、温泉に入ったり、夜中お菓子を食べながらのお喋り、翌日は、マグロの解体ショーで解体されたマグロをいただき、紀州の梅を食べ比べ、有田みかんのジュースをいただき、市場に行ったり、買い物したり、弾丸ツアーでしたが、1泊2日とても楽しく過ごしました。
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見学・体験・勉強、素敵な大人の修学旅行でした。 お醤油好きの方には、とてもおすすめな和歌山の旅、是非、一度行ってみて下さい。