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山梨発酵ツアー 甲府市 シャトー酒折

日本発酵文化協会@みさき のゑです。
発酵ツアーと題して、千葉の酒屋いまでやさんのアテンドで山梨県へ行ってまいりました。
まずは山梨県甲府市酒折にある
シャトー酒折ワイナリー

見晴らしのいい高台にあるとっても広いワイナリーです。

品揃えもスゴイです。

醸造責任者の井島正義氏にご案内いただきました。

ここにブドウが投入されます。

枝と実に振り分けられます。

赤ワインを発酵させる発酵タンク

今はワインではなく梅酒の製造中でした。

梅酒の中で泳いでみたい笑

すべての機械は取り外してキレイに洗浄するそうです。

お酒造りは大変な作業です。
貯蔵タンク

発酵を抑えるためにドライアイスを作るそうです。

これには感動。
2つタンクに入れれば1晩持つそうです。
温度の変化は微妙なので、お世話するのは大変なことなのです。
特別に酵母も見せて頂きました。

それぞれの葡萄に適した酵母選択、温度管理、
搾汁のタイミングや樽貯蔵の管理を
井島さんがされているそうです。

酵母もいろんな種類を見せて頂きました。
技術力・味覚・経験・勘でワインがすべてきまってしまう、
醸造家の腕次第でワインの味が違うという意味がよくわかりました。
ワインが眠っている地下貯蔵庫へ
温度が保たれているのでとっても寒いですブルブル

今回は特別にセラーのなかで熟成中のワインを試飲させていただきました。

出来上がる前のワインをいただけるなんてなかなか出来る経験ではございません。

私は味わうというより飲むという感じでしょうか笑

お楽しみのテイスティングタイム時計

井島正義さんがいろいろとうんちくを説明をしながらワインを出してくださるので、
「正義BAR」と名付けワインを楽しむ私たち

シャトー酒折の甲州・スイート 甲州・ドライ 2011

井島さんが
「なんとなく1本飲んじゃった!」というワインとおっしゃっていたのが印象的でした。
この「なんとなく」が大事。
さらっと飲めるワインじゃないとリピートしてもらえない。
そういうワインがこの甲州ということです。
とっても飲みやすくて、さらっとしています。
デラウエア 2011

ザ・ジュエルズ・オブ・キスヴィン 2011

Kisvinとは、栽培家池川仁氏、荻原康弘氏を中心に醸造用ブドウ栽培技術の確立を目指し
品種のポテンシャルを如何に引き出すかをテーマに大学の研究者も参加するグループ
[Jewels]は宝石箱の意。
通常はワインにすることのない、高級生食用ブドウ 48種類を使いワインにしています。
宝石箱といえばまず思い浮かぶのは海賊たち。
今年はラベルまで海賊にJolly Roger
原料葡萄だけでなくラベルにまで栽培家の遊び心が詰まったワインです。
面白いことをされています。
作り手の心がこもった想いを聞くとワインにも愛着が湧きますねドキドキ
マスカットベリーA クレーレ2011

これだけのワインを飲ませて頂きました乾杯

私が気に入ったのはこちら
甲州バレル 2011

樽も使っているので、ニオイがよくて口当たりもほどよい辛口の飲みやすいワインでした。
途中で駆けつけてくださった、五味醤油株式会社の五味ちゃんこと五味 仁さん

手前みそのうたを作ったりして、日本全国に発酵を伝える活動をされています。
とってもかわいいので見てみてください音譜
手前みそのうた
ここで何時間でもワインの話を聞きたいところでしたが、
時間を大幅にオーバーしてしまい名残惜しい正義BARでした。

作り手さんたちの声が聞けるというのは大変貴重な体験です。
発酵を勉強したら益々興味が湧きましたアップ
大変お世話になりありがとうございました。